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台新金控、南京紫金控股とリース業参入へ


ニュース 金融 作成日:2011年2月11日_記事番号:T00028145

台新金控、南京紫金控股とリース業参入へ

 台新金融控股は10日、中国の南京紫金控股と合弁事業の展開を計画していることを明らかにした。双方はリース業への参入を有望視しているもようだ。11日付経済日報が伝えた。

 リース業への参入は、ノンバンクによる融資業務を育成する中国政府の政策に沿ったもので、台新金控にとっては、中国で初めての実質的な業務拠点となる。今回の提携は将来的な相互出資への布石にもなりそうだ。

 双方は昨年9月に提携に向けた覚書を締結し、台新金控傘下の台新銀行と南京銀行も同様の覚書を結び、意見交換を重ねてきた。その結果、提携分野として、少額ローン、消費者金融の2分野が浮上した。リース会社の設立にに必要な資本金が数十億元(1台湾元=約2.86円)で済むことも理由の一つだ。

 台新金控幹部は「双方の監督機関が認めた業務を優先的に推進する」と説明した。

 台新銀行はこれまで中国で駐在員事務所を開設しておらず、他行が相次いで支店を開設する中、中国市場の開拓を急ぐ方針を決めた。