ニュース 食品 作成日:2011年2月11日_記事番号:T00028151
台湾糖業は10日、家庭用1キログラム入り砂糖と18リットル入りサラダ油の値上げを、当面見合わせると表明した。経済部は9日、物価対策として実施してきた台糖の砂糖、サラダ油の値上げ凍結措置を解除する方針を決定したが、政府系企業が率先して値上げを行うことを問題視する声が消費者から噴出し、台糖は凍結維持を余儀なくされた格好だ。業務用の50キログラム入り砂糖の価格は毎日調整され、凍結措置の影響を受けない。11日付自由時報が伝えた。
経済部による値上げ容認の情報が伝えられた後、販売店では値上げ実施を前に購入を急ぐ消費者の姿が見られた(10日=中央社)
台糖など政府系企業対しては、もうけすぎとの批判が根強い。台湾中油と台糖は昨年、それぞれ240億台湾元(約690億円)、127億元の利益を上げた。さらに台糖は昨年12月の砂糖関税引き下げによる減税利益を消費者に還元していないとの批判も浴びている。
立法院民進党議員団の翁金珠書記長は「黒字の会社が値上げするなど信じられない。馬英九政権は最下層の庶民の面倒を見ることが一番大切であることを忘れている」と批判した。
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