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中鴻のAPI鋼管生産、大規模増強を計画


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年2月11日_記事番号:T00028152

中鴻のAPI鋼管生産、大規模増強を計画

 中国鋼鉄(CSC)傘下、中鴻鋼鉄の陳坤木董事長は、油井用や原油輸送用などアメリカ石油協会(API)規格の鋼管を生産する既存工場(年産能力7万~8万トン)が満杯となっていることを受けて、新工場を設置する意向を明らかにした。詳細は検討中としているが、高雄に10億台湾元(約29億円)以上を投資して、年産能力は20万トン規模とする方向で、今年中に着工、2~3年以内の量産開始を見込む。11日付工商時報が伝えた。

 陳董事長によると、API鋼管は中鴻にとって利益貢献度の高い製品で、大部分が海外顧客向け、台湾向けは台湾中油が中心となっている。

 なお、同社の1月売上高は前年同月比20.17%増の44億1,300万元だった。台湾域内向けは今月の受注が満杯、輸出向けは3月まで満杯となっているため、今期は好業績が期待できると説明している。

 なお、今月25日に発表される同社3月分の台湾市場向け価格は、熱延製品で1トン当たり2,000元以上の上昇が予想されている。