財政部が11日発表した１月の輸出総額は前月比6.4％増、前年同月比16.6％増の253億5,000万米ドルで、昨年５月の254億7,000万米ドルに次いで過去２番目に高かった。林麗貞・財政部統計長は輸出好調について、メーカーが春節（旧正月）前に出荷を急いだこともあるが、アジアの新興市場の強い需要による恩恵が主な要因と分析。今後も世界市場の景気回復に伴い、輸出が伸びると予測した。12日付中国時報などが報じた。
林麗貞・財政部統計長は、新興市場の強い需要が、台湾元高の輸出への影響を帳消しにしたと語った（11日＝中央社）
１月の輸入総額は前月比5.6％増、前年同月比21.9％増の234億7,000万米ドルだった。林統計長は、半導体関連の生産設備など資本設備輸入が11カ月連続で30億米ドルを超えており、輸出の好調と国際原材料価格の上昇が成長を促したと指摘した。
１月の貿易黒字額は前月比17.2％増、前年同月比24.3％減の18億8,000万米ドルだった。
