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徳宏工業、系列企業のガラス繊維炉が操業開始


ニュース その他製造 作成日:2011年2月14日_記事番号:T00028180

徳宏工業、系列企業のガラス繊維炉が操業開始

 ガラス繊維シート大手の徳宏工業(グロテック・インダストリアル)が出資する大強森複合材料(Aジョンソン・コンポジッツ)はこのほど、12億台湾元(約34億円)の投資でガラス繊維炉を新設し、13日に生産を開始した。プリント基板(PCB)材料としての需要増が予想され、第2四半期(4~6月)にも売り上げ貢献が見込まれる。14日付経済日報が伝えた。

 グロテックは、ガラス繊維シートの材料となるガラス繊維の安定供給を確保するため、2007年にAジョンソンの経営主導権を手中に収めたが、08年9月の金融危機でガラス繊維炉の操業を中断していた。しかし、昨年以降、プリント基板需要が増大したため、生産再開を決めた。

 新たなガラス繊維炉は、中国の南京ガラス繊維研究設計院との協力で設置したもの。グロテックは今後のガラス繊維能力を最大で年5万トン以上と見込んでおり、さらに6億元の追加投資も視野に入れている。現在のAジョンソンの生産能力は1,800トンで、当面は徳宏工業向けの納品が中心となる。