ニュース 自動車・二輪車 作成日:2011年2月14日_記事番号:T00028186
中国メディアを基にした12日付工商時報の報道によると、中国の吉利汽車(浙江省)は11日、裕隆集団傘下の裕隆酷比汽車が吉利汽車の小型車「熊猫(パンダ)」をベースに開発した低価格車「tobe(酷比)」の電気自動車モデルを中国で販売する可能性があると明かした。
tobeは熊猫をモデルにしているため、その電気自動車モデルは事実上、熊猫の電気自動車モデルという位置付けとなる。
裕隆汽車は2009年から吉利汽車と提携し、tobeの最初のモデルとなるガソリン仕様車「M'car」(排気量1,300cc)を台湾で昨年4月に発売したほか、ベトナム、フィリピンなどに輸出している。これに続き、電気自動車モデルの開発をほぼ完了し、既に関連テストを終えている段階だ。
裕隆集団の以前の試算では、tobeの電気自動車モデルの生産コストは80万〜90万台湾元(約230万〜260万円)と見込まれており、他の自動車メーカーの電気自動車が150万元を超える価格で売られている状況で、競争力が十分にあるとみられている。
吉利汽車が台湾製の電気自動車導入を決めた背景には、同社が中国の環境対策車開発競争で後れを取っていることが関係しているとみられる。
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