ニュース 電子 作成日:2011年2月14日_記事番号:T00028187
電子部品製造グループ、華科事業群(パッシブ・システム・アライアンス、PSA)は、中国沿海地区における人件費上昇および産業チェーンの変化を受け、重慶に新たな拠点を設置する。傘下のプリント基板(PCB)メーカー、精成科技(グローバル・ブランズ・マニュファクチャー、gbm)や受動部品大手の華新科技(ウォルシン・テクノロジー)、コイルメーカーの信昌電子陶瓷(プロスペリティー・ダイエレクトリックス、PDC)が同地への進出を計画しており、朱有義PSA管理処執行長は「グループ内のPCB生産能力は長期的にみて50〜60%増える」との見通しを示した。14日付電子時報などが報じた。
PCB事業について、精成科技の総経理でもある朱執行長は今年1月、江蘇省昆山地区の最低賃金が月960人民元から1,140人民元(約1万4,400円)へと18.75%上昇し、さらに広東省東莞地区でも2月中に17〜18%上昇するため、PSAグループは粗利益率に1%以上の影響を受けると試算していると説明。重慶に生産拠点を移設すれば、人件コストを月500人民元前後節約することができると語った。
なお精成科技は東莞の人件費上昇と、原料となる銅価格高騰を受け、PCBで5%以上、プリント回路板アセンブリ(PCBA)で8〜15%のオファー価格引き上げについて顧客と交渉を行っており、朱執行長は「遅くとも3月から適用できる」と語った。
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