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ウィストロンが成都工場に着工、関連メーカーも進出決まる


ニュース 電子 作成日:2011年2月14日_記事番号:T00028188

ウィストロンが成都工場に着工、関連メーカーも進出決まる

 ノートパソコン受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)は11日、中国・四川省成都市で生産工場に着工した。投資総額は5億米ドル(初期1億米ドル以上)、今年第3四半期末ごろに稼動に入り、ノートPCやスマートフォン、液晶ディスプレイモジュールなどを生産する予定だ。これに伴い、▽電池モジュールの加百裕工業(セルクスパート・エナジー)▽筐体(きょうたい)の奐鑫(シンガポール上場の台湾系企業)▽紙器の上海中豪紙品加工(正隆紙業の中国子会社)──など台湾系のノートPC関連部品メーカーも同日、四川省政府と投資協定を締結し、工場設置が決まった。12日付経済日報が伝えた。

 11日の起工式には、上記3社のほか既に進出を決めている筐体世界最大手、巨騰国際控股やヒンジ大手、新日興(SZS)も出席した。四川省政府は個別の投資金額を明らかにしていないが、総額7億米ドル規模に達するとみられる。

 ウィストロンの計画では、同生産拠点ではPCや通信製品を合わせた来年の年産能力1,000万台、2016年には4,000万台を見込んでいる。また運営本部を成都市の天府新区に設立する予定だ。