ニュース 電子 作成日:2011年2月14日_記事番号:T00028192
聯華電子(UMC)は、スマートフォンや無線通信分野のパワーアンプの需要拡大を見込み、新会社を設立し、6インチガリウムヒ素(GaAs)ウエハーの生産に参入する。資本金は6億台湾元(約17億円)。14日付経済日報が伝えた。
業界関係者は「半導体大手のUMCは、世界のハイテク企業と緊密な関係にある。UMCの参入はガリウムヒ素市場が徐々に拡大することを示している」と指摘した。UMCの先行投資で、台湾がガリウムヒ素ウエハーの一大生産拠点となり得るか注目される。
UMCは昨年10月、ガリウムヒ素太陽電池パネルを生産する子会社、聯頴光電を設立していた。ガリウムヒ素ウエハーは、ガリウムヒ素太陽電池と同様、有機金属気相エピタキシー(MOCVD)技術を使用しており、参入が容易だ。
台湾では2000年ごろにガリウムヒ素の生産ブームが高まり、30社以上が参入した。しかし、通信分野での需要が伸びず、生産は減退した。しかし、最近はスマートフォンの普及で、ガリウムヒ素に対する需要が回復していた。
現在、ガリウムヒ素ウエハー最大手の穏懋半導体(ウィン・セミコンダクターズ)は、監察人にUMCの創業者、宣明智氏が名を連ねており、今後同社と聯頴光電は協力関係を拡大する可能性がある。
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