ニュース 政治 作成日:2011年2月15日_記事番号:T00028199
カンボジア政府が昨年、台湾政府による代表処(大使館に相当)を「一つの中国政策」を理由に断っていたことが分かった。フン・セン首相は昨年8月、「中国の一省である台湾が、カンボジアに代表処を置くことはあり得ない」と語っていた。15日付自由時報が報じた。
フィリピンが国際詐欺事件の台湾人容疑者14人を中国に引き渡した事件を、「馬英九政権の『一つの中国』路線による悪影響」と批判する同紙は、カンボジア政府の対応についても馬政権の立場に原因があると論じた。
中国による「一つの中国」は「台湾は中華人民共和国の不可分の領土」を意味し、馬政権の「一つの中国」は中国と台湾で異なる認識を持つとの立場の「それぞれの解釈」だが、「台湾は中国の一部」という点では一致している。
自由時報は、「馬政権は『一つの中国』路線によって台湾の主権が損なわれた際、抗議を行いはするが、『一つの中国、それぞれの解釈』は外国人の目には中国の『一つの中国』と同じに映る」と指摘。このため、抗議を繰り返したとしても、類似事例の再発は避けられないと断じた。
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