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屏東空港、開港6年で廃止へ


ニュース 運輸 作成日:2011年2月15日_記事番号:T00028201

屏東空港、開港6年で廃止へ

 交通部民用航空局はこのほど、利用客が伸び悩む屏東空港を事実上廃止することを決定した。唯一の定期便となっている立栄航空(ユニー航空)の台北〜屏東線(週3往復)は6月末までに廃止される。15日付聯合報が伝えた。

 屏東空港は2005年に開港したが、屏東地区ではもともと高雄国際空港(小港空港)の利用者が多かった上、台湾高速鉄路(高鉄)の開通で利用客が激減した。現在も56人乗りの旅客機で乗客は10人ほどにとどまっている。民用航空局は、高鉄左営駅と屏東を結ぶ接続バスの運航開始を待って、台北〜屏東線を廃止する方針だ。

 屏東空港の今後については、航空機の保守点検などの拠点として活用する案が浮上しているが、進出企業がない場合、小型のカーサーキットに改造することも視野に入れている。

 屏東県内では、恒春空港も利用客不足にあえいでいるが、緊急医療面など単純には廃止できない側面もあるため、観光用途で存続される見通しだ。