ニュース 電子 作成日:2011年2月15日_記事番号:T00028218
ノートパソコン受託生産大手、緯創資通(ウィストロン)は、中国・四川省成都市と江蘇省泰州市に建設中の新工場のうち、成都に生産のウェートを置く方針を固め、泰州工場の建設計画を見直している。同社は「泰州工場の建設も継続するが、成都進出で生産品目を見直しているのは確かだ」と説明した。15日付工商時報が伝えた。
これを受け、泰州周辺に工場設置を検討していたコネクター、筐体(きょうたい)などのメーカーも進出計画の再検討を迫られている。
ウィストロンは現在の昆山工場(江蘇省)が年産3,500万〜4,000万台でフル稼働状態となっており、需要増に対応し、成都、泰州での工場建設を決めた。泰州工場は昆山工場の生産能力を補う第2のノートPC生産拠点とする予定だったが、成都工場重視の方針を打ち出したため、泰州工場の建設には遅れが出ているという。
成都工場は今年第3四半期にも操業を開始する見通しだが、泰州工場は操業開始時期のめどが立っていない状況だ。
コネクターの信音企業(シンガトロン・エンタープライズ)は、ウィストロンを支援するため、泰州市に工場スペースを借り生産を行っていたが、泰州工場の計画見直しを受け、泰州工場を従来の塩城工場(江蘇省)に統合した。今後は成都市か重慶市に工場を設置することを視野に検討している。
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