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ノートPCヒンジの新日興、福建に工場新設へ


ニュース 電子 作成日:2011年2月15日_記事番号:T00028219

ノートPCヒンジの新日興、福建に工場新設へ

 ノートパソコン用ヒンジ大手、新日興(SZS)は14日、中国福建省に200万米ドルを投じて新工場を設置することを董事会で決定した。主に液晶モニター受託生産大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)に供給する予定だ。新日興は昨年液晶モニター用ヒンジの呈杰を買収した効果も現れ、今年の売上構成比は液晶モニター用が15~20%まで拡大すると見込んでいる。15日付工商時報が伝えた。

 新日興はノートPC用ヒンジ出荷が今年15%増と、業界平均と同水準の成長率を予想している。特に軽量薄型ノートPC向けは、昨年米メーカーから受注したほか、今年3月にはノートPC大手が相次いで新製品を投入する見通しのため、ノートPC用ヒンジ全体に対する割合が今年2割に拡大すると証券会社は予測している。

 新日興の1月連結売上高は前月比9.12%増の6億7,800万台湾元(約19億円)だった。昨年12月分の受注がずれ込んだこと、および顧客による春節(旧正月)前の在庫補充が貢献した。第1四半期通期はオフシーズンながら前期比5~10%減にとどまり、18億~19億元程度となる見通しだ。