ニュース 社会 作成日:2011年2月16日_記事番号:T00028231
アジア22都市の「環境へのやさしさ」を評価するため、シーメンスが実施した環境サステナビリティ(持続可能性)に関する調査「アジア・グリーンシティ・インデックス」によると、台北は総合評価において、東京、大阪、横浜、香港、ソウルとともに5段階評価の上から2番目、「平均を上回る」の評価を受けた。ただ、「水」のカテゴリーでは上から3番目の「平均」にとどまった。特に漏水率は22%に上り、1日当たりの漏水量に換算すると55万トンと、東京の7倍に当たることが明らかになった。16日付経済日報が伝えた。
問題点の指摘を受けて台北市自来水事業処(水道局に相当)の呉陽龍処長は、「今年から5年間で65億台湾元(約185億円)の予算を計上して水道管625キロメートル分の交換を進め、漏水率を2014年に16.94%、25年に10%以下まで引き下げることを目指す」と語った。
また台北市は用水量も比較的高めだった。自来水事業処の資料によると、1人当たり用水量は過去5年で3.42%減少しているが、家庭用水が14.4%減少したのに対し、商工業用は30.3%増と大幅に増えたことが分かった。
これについて呉処長は、大企業、工場、百貨店などに排水の再利用を義務付ける条例の制定を検討すると表明した。
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