ニュース 金融 作成日:2011年2月16日_記事番号:T00028234
台湾工業銀行(台工銀)の駱錦明董事長は15日、経営規模拡大に向け、年内に他の銀行か金融持ち株会社の吸収合併を目指す考えを示した。大株主が株式放出を検討している日盛金融控股が有力な合併候補に浮上している。16日付経済日報が伝えた。
駱董事長は「行政院金融監督管理委員会(金管会)との間で、商業銀行か金融持ち株会社への転換に向けて協議している。金管会も銀行法を改正し、台工銀を商業銀行に転換させることを検討している」述べたが、日盛金控合併については、「水面下のことなので」と言及を避けた。
台工銀は政策金融機関に当たるため、経営形態の転換には金管会の支持と法改正が必要となる。ただ、台工銀はベンチャー投資部門を抱えており、金融持ち株会社の免許がないと、事業を継続できない。金管会は金融持ち株会社の免許を新規発給することに慎重なため、既存の金融持ち株会社を合併することが現実的な選択肢となる。
日盛金控をめぐっては、元大金融控股、群益金融集団なども買収に意欲を示しており、日盛金控の趙永飛総経理が既に元大金控の大株主と合意に達しているとの情報もある。趙総経理は情報を否定している。
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