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ゴム供給不足20万トン、台橡が生産能力増強


ニュース その他製造 作成日:2011年2月16日_記事番号:T00028239

ゴム供給不足20万トン、台橡が生産能力増強

 合成ゴム大手、台橡(TSRC)は、合成ゴム市場の供給不足が今年20万トンに達すると見込まれる中、生産能力を増強して商機を狙っている。16日付工商時報が報じた。

 台橡は、中国江蘇省南通市の台橡宇部(南通)化学工業(TSRC−UBE南通ケミカルインダストリアル)で、昨年ブタジエンゴム(BR)の年産能力をボトルネック解消を通じて5万トンから5万6,000〜5万7,000トンへと引き上げたが、今年はさらに7万2,000トンまで増強する。同地の台橡(南通)実業(TSRC南通インダストリーズ)にも昨年第4四半期、熱可塑性エラストマー(TPE)の年産能力を2万トンから3万トン以上に増やすことを目的に追加投資を行った。

 ゴム、タイヤ市場の活況を受け、中国合成橡膠(CSRC、中橡)も中国のカーボンブラック生産能力を今年28万トン、来年34万トンに増強し、インドは2年以内に35万5,000トンまで増やす予定だ。これに先駆け、原油価格上昇を理由に、今年第1四半期のオファー価格を3〜5%引き上げている。