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奇美電、TCL向け出荷を強化


ニュース 電子 作成日:2007年9月26日_記事番号:T00002825

奇美電、TCL向け出荷を強化

 
 奇美電子(CMO)が中国広東省仏山市に設けた液晶テレビ専用後工程モジュール(LCM)工場が、今月初めに量産に入った。今後、世界最大のテレビメーカー、TCLの液晶テレビ新工場への供給が進む。

 奇美電によると、同社はすでに中国の主要ブランドに市場の主流である26、32、42、47インチの液晶パネルモジュールを提供しており、仏山のLCM工場からはこの4種類を優先的に供給している。仏山LCM工場は1年後にまず月産100万枚、その後も生産能力を引き上げて行き、中国華南地区の液晶テレビメーカーに対する供給拠点化を目指す。

 TCLの液晶テレビ生産量は恵州本社よりも仏山工場の方が多く、年間生産台数は少なくとも100万台以上に上る。さらに近々設備投資を行う予定で、大部分を奇美電から購入しているテレビ向けパネルの購入量も増加が見込まれる。

 中国3大液晶テレビブランドの1社、廈華電子(Xoceco)も友達光電(AUO)のアモイLCM工場そばに液晶テレビ新工場を設立しており、台湾メーカーと中国の液晶テレビメーカーの供給関係は拡大に向かっている。26日経済付日報が報じた。