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TSMCのLED・太陽電池部門、経営分離を決議


ニュース 電子 作成日:2011年2月16日_記事番号:T00028252

TSMCのLED・太陽電池部門、経営分離を決議

 台湾積体電路製造(TSMC)は、今年下半期にも発光ダイオード(LED)部門と太陽電池部門を全額出資子会社として分離することを董事会で決議した。16日付経済日報が伝えた。

 子会社は社名(英文名)をLED部門が「TSMC LED」、太陽電池部門が「TSMCソーラー」とすることが有力視されており、資本金はそれぞれ50億台湾元(約142億円)程度を見込む。本社はTSMCの第12工場(新竹科学工業園区)に置く。両社は早ければ今年下半期に設立、いずれも上場を目指す方針だ。

 両子会社の総経理にはそれぞれの分野で専門的知識を持つ人材が起用される見通しで、LED部門は晶元光電(エピスター)の元副総経理で、現在TSMCのLED照明処の譚昌琳処長や沛鑫半導体(フォックスセミコン)の林彦良元総経理の名前が挙がっている。太陽電池部門は茂迪(モーテック・インダストリーズ)の左元淮董事長の就任が有力視されている。

 LED・太陽電池両部門の子会社化は、TSMCが両部門への投資を拡大させることを意味するため、これら分野に参入した聯華電子(UMC)、鴻海科技集団(フォックスコン)、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)などとの間で人材確保競争などが激しさを増すとみられる。

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