ニュース 金融 作成日:2011年2月17日_記事番号:T00028261
住宅ローン大手の台湾土地銀行は、好景気で融資顧客がローンを繰り上げ返済していることや、中央銀行による相次ぐ不動産過熱防止策を受けて、住宅ローンの融資残高目標を昨年より5%低い水準に下方修正した。17日付聯合報が伝えた。
銀行業界では、大手行が相次いで住宅ローンの融資目標を引き下げている。ただ土地銀幹部は、「地区や立地にもよるが、好物件の価格は下がらないのではないか」と今後の不動産市場を悲観しているわけではないと強調した。
土地銀の住宅ローン残高は、2009年11月に6,534億台湾元(約1兆8,600億円)でピークを迎えた後、減少を続けており、今月10日現在で6,187億元となっている。同行は年内に残高が6,000億元の大台を割り込むとみている。
一方、土地銀は同日、今後「大中華圏のリージョナルバンク」を目指すとする海外事業構想を発表した。上海支店に続く中国での支店開設先としては、渤海地区や福建省の海西特区、四川省・重慶市の「成渝経済圏」などを想定している。
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