山東省商務庁が先ごろ、鴻海科技集団（フォックスコン）とソニーが合弁で同省に世界最大規模の液晶テレビ生産拠点を設けると発表し、中国と台湾のメディアで大きく報じられたが、両社とも16日、これを否定するコメントを出した。17日付工商時報などが報じた。
ソニー関係者は、ソニーが鴻海にメキシコ液晶テレビ生産拠点を譲渡したことはあるが、液晶テレビ受託メーカーの中国における生産に投資する計画はないと語り、報道を否定した。
山東省商務庁は13日、富士康が同省煙台市でソニーと合弁で年産3,000万台の液晶テレビ生産拠点を設ける計画で、年産額900億人民元（約１兆1,400億円）が見込まれると発表していた。
