太陽電池用シリコンウエハーの中美矽晶製品（シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、ＳＡＳ）は17日、華新麗華集団傘下の多結晶シリコン（ポリシリコン）メーカー、宝徳能源科技に14％、５億5,000万台湾元（約15億6,000万円）を出資すると発表した。18日付経済日報が伝えた。
宝徳能源科技は、華新麗華集団が昨年10月に設立した。今年第２四半期に彰化浜海工業区（彰化県）で工場を着工し、2013年に量産を開始する計画で、生産能力は年１万8,000トンの予定。今回の出資には川上材料の供給を確保する狙いがある。
ＳＡＳの太陽電池用シリコンウエハーの生産能力は、現在800メガワット（MW）。今後市場動向を見て、第２〜３四半期に１〜1.2ギガワット（GW）まで引き上げる構えだ。
