ニュース 石油・化学 作成日:2011年2月18日_記事番号:T00028299
台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)による、中国・浙江省寧波市での合成ゴム工場設置計画がこのほど認可された。投資額は3億米ドルで、当初はブチルゴム(IIR)を年産5万トンの規模で生産する。今年10月に着工し、2年後の操業開始を見込む。18日付工商時報が伝えた。
投資は同社が台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)、南亜塑膠工業(南亜プラスチックス)と合弁で設立した「台塑合成橡膠」が行う。中国ではほかに2〜3件の投資案件を検討しており、合計投資額は5億米ドルに達する見通しだ。
合成ゴム工場の操業開始後は、タイヤチューブやタイヤの内部構造材への参入を予定している。
台塑石化は台湾でも合成ゴム事業への投資を予定しており、台プラ第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)第5期拡張計画で、イソプレン・モノマー(IPM)、イソプレンゴム(IR)、乳化重合スチレン・ブタジエンゴム(E−SBR)を生産するプラントに約150億台湾元(約426億円)の投資を見込んでいる。このほか、南亜プラスチックスもブチルゴム、エチレン・プロピレンゴム、ニトリルゴム(NBR)の工場に投資を予定しており、グループ全体での投資規模は200億元に達する見通しだ。
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