ニュース 電子 作成日:2011年2月18日_記事番号:T00028308
台湾積体電路製造(TSMC)のパッケージング・テスティング(封止・検査)子会社、精材科技(シンテック)は17日、生産能力拡充に向け、プリント基板メーカーの佳鼎科技(バーテックス・プレシジョン・エレクトロニクス)から遊休状態となっている桃園県中レキ(土へんに歴)市の工場を10億5,000万台湾元(約29億8,000万円)で取得したと発表した。18日付工商時報が伝えた。
精材科技は「バーテックスの工場を買収したのは、当社から近くにあるためだ」と説明した。
精材科技は当初、CMOS光学センサーの封止を専門としていたが、2007年にTSMCの出資を受け、先進光学センサーや省エネ部品、微小電子機械システム(MEMS)パッケージングなどに応用可能な技術を開発している。
半導体市場の景気回復を受け、台湾の封止・検査メーカーは生産能力の増強を進めており、他社工場を取得して改造するケースが増えている。過去1年間でも日月光半導体製造(ASE)が楠梓電子(WUS)から高雄楠梓工業区の工場を取得。華東科技(ウォルトン・アドバンスト・エンジニアリング)が瀚宇彩晶(ハンスター)から高雄工業区の工場を、欣銓科技(アーデンテック)は奇菱科技(チーリン・テクノロジー)から新竹工業区の旧工場をそれぞれ取得している。
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