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正常国家決議文、「国号変更」避け修正


ニュース 政治 作成日:2007年9月27日_記事番号:T00002831

正常国家決議文、「国号変更」避け修正

 
 中央社電によると、陳水扁総統は26日、台湾の国家としての地位に関する「正常国家決議文」に関し、総統府、行政院、民進党による協議を行い、民進党の游錫コン主席(コンは方2つに土)が示した草案のうち、「国号を台湾と改める」との文言を修正し、「台湾正名(あるべき名前に変更すること)を早期に成し遂げる」との表現に改めた。政治的に敏感な「国号」という文字を削除した形だ。

 協議を終えた游主席は、国号変更が盛り込まなれなかったことについて、「国号変更と新憲法制定は共通認識になっており、修正草案は本来の意図に完全に符合している」と評価した。

 修正草案の関連部分は以下の通り。

 運命共同体としての台湾を認識するところから出発し、民主的価値を深め、台湾意識を強化する。また、「中華民国」という国号が国際社会で非常に通用しにくいとの判断から、「台湾」名義で国連や世界保健機関(WHO)など国際組織への加盟を申請すべきだ。かつ台湾正名を早期に成し遂げ、新憲法を制定し、適当な時期に住民投票を実施し、台湾が主権独立国家であることを明確に示す。