ニュース 社会 作成日:2011年2月21日_記事番号:T00028318
台湾高雄地方法院検察署(地検に相当)は18日、陳水扁前総統とともに収賄罪で懲役17年半の実刑判決が確定した呉淑珍夫人を台中監獄附設培徳医院(医療刑務所に相当)に収監するため、身柄を移送したが、医院側が収監を拒否したため、呉夫人は住居制限、出境禁止を条件に自宅に戻った。19日付自由時報などが伝えた。
収監のため高雄地方法院に出頭した呉淑珍・前総統夫人(中)(18日=中央社)
医院側は呉夫人の身体検査を行った結果、「看護が困難な上、本人が自活できず、生命に危険が及ぶ可能性がある」などと判断し、法律の定めにより収監を拒否した。これを受け、呉夫人は家族に付き添われ、高雄市内の自宅に戻った。呉夫人は1985年の交通事故で下半身が不自由となっている。
収監拒否について、邱毅立法委員(国民党)が「政治的な配慮が働いたのではないか」と述べるなど、医院側の決定に疑問を投げ掛ける声も出ている。
また検察は、収監が拒否されたため、服役を開始したとは見なされず、刑期も変更はないと説明した。
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