ニュース 金融 作成日:2011年2月21日_記事番号:T00028321
米メットライフ生命の台湾法人、大都会人寿保険の売却に向けた再入札は、中国信託金融控股(中信金)、元大金融控股、三商美邦人寿保険(マスミューチャル・マーキュリーズ・ライフ)の3社が競合する見通しとなった。各社とも公式なコメントは避けているが、既に相次いでデューデリジェンス(資産査定)に入っているもようだ。21日付経済日報が伝えた。
今回の再入札は、2009年末に行われた1回目の入札で国票金融控股への売却が決まったにもかかわらず、行政院金融監督管理委員会(金管会)が昨年10月に認可しなかったため、仕切り直しとなった。
国票金控の落札額は1億1,250万米ドルで、当時のレートで換算すると約35億5,000万米ドルだったが、台湾元相場の上昇を考慮すると、台湾元換算での入札価格は前回を下回る可能性が高い。
3社の中では、南山人寿保険の買収に2回失敗した中信金が最も積極的とされる。中信金は昨年9月、元金管会委員で国票金控の顧問を務めた凌コン宝氏(コンは気がまえに困)を保険事業執行長として迎え入れており、大都市人寿買収でも重要な役割を果たすとみられる。
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