ノートパソコン受託生産大手、英業達（インベンテック）の李詩欽董事長は、積極的に展開拡大を進める太陽電池事業について、生産能力が年末までに１ギガワット（GW）に達し、台湾で上位５位に入るとの見通しを示した。21日付蘋果日報が伝えた。
インベンテックは、傘下に太陽電池メーカー、英穏達科技を持つほか、先ごろ太陽電池大手、益通光能科技（イートン・ソーラーテック）への出資を決めており、生産能力は英穏達が年内に300メガワット（MW）、イートンは600MW以上を見込む。同社は来月にも同事業計画の全体像を明らかにする予定だ。李董事長はまた、将来的には同事業で世界ランキングに名前が挙がるような規模を目指すと述べた。
なお李董事長は、インテルの最新チップセット不具合問題によるノートＰＣの出荷遅延について、「出荷台数は３月から上向く」と述べた。ただ第２四半期は市場で新旧機種の入れ替えがゆっくり進むと予想され、業績の大幅な成長は第３四半期以降となるとの見方を示した。
