ニュース 電子 作成日:2011年2月21日_記事番号:T00028333
21日付工商時報が中国メディア、深圳新聞網の報道を基に報じたところによると、鴻海科技集団(フォックスコン)が中国で今年、従業員の基本給引き上げを計画しているもようだ。同グループは昨年も、中国で2度の賃上げを行っており、今回は基本給を月1,550人民元(約1万9,600円)まで引き上げる計画とみられる。今回の賃上げについては重要顧客のアップルから既に承諾を得ているとされるが、鴻海はこれについてコメントを出していない。
また深圳新聞網によると、鴻海の深圳エリアの初任給はその他福利厚生を合わせると最低2,100〜2,800人民元に、6カ月の試用期間を終えた後は基本給が1,650人民元に上昇するという。さらに内部試験の合格者は基本給が2,000人民元となり、月収は2,700〜3,600人民元に上昇することになる。
月収が3,600人民元となれば、台湾の最低賃金1万7,280台湾元(=約3,900人民元)に迫るため、鴻海は中国、香港、台湾のブルーカラー労働者の人気を集めそうだ。
なお、UBS証券の謝宗文アナリストによると、既に春節(旧正月)前に鴻海集団は、深圳、仏山、恵州、昆山の沿海部、および内陸部の武漢で賃上げを行ったとされるが、内陸部生産拠点の大部分ではまだ実施されていないようだ。
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