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10年の国際収支、黒字401億ドルで過去2番目


ニュース その他分野 作成日:2011年2月22日_記事番号:T00028347

10年の国際収支、黒字401億ドルで過去2番目

 中央銀行の21日発表によると、2010年の国際収支は401億7,000万米ドルの黒字となり、黒字額は09年の541億3,000万米ドルに次いで過去2番目を記録した。昨年は、貿易額が第4四半期に金融危機前の水準に回復したことにより、経常黒字が過去最高の406億2,000万米ドルに達した一方、海外への投資が増えたことで資本収支は6億1,000万米ドルの赤字となった。22日付経済日報が伝えた。

 なお、昨年第4四半期の数値をみると、国際収支は過去9四半期で最低の34億米ドルにとどまった。経常収支は101億米ドルの黒字だったのに対し、金融収支は赤字が65億6,000万米ドルに膨らんだことが響いた。中央銀行は、海外からの投資で流入も増えたが、投資家による海外投資や、保険会社による海外債券の購入が進んだことで資金流出が増えていると指摘した。

 また、同期はサービス収支の黒字が過去最高の20億7,000万米ドルとなった。主に中国人観光客の増加で国際観光収入が増加、観光収支は9,600万ドルの黒字と、過去数年で初めて黒字を記録した。