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李安監督の「色、戒」、興行収入は上々


ニュース 社会 作成日:2007年9月27日_記事番号:T00002835

李安監督の「色、戒」、興行収入は上々

 
 最新作「色、戒(邦題:ラスト、コーション)」で第64回ベネチア国際映画祭の金獅子賞(グランプリ)を受賞した李安(アン・リー)監督が24日、台湾に凱旋した。3日間の滞在期間中、李監督は家族と共に中秋節を過ごしたほか、主演女優のタン・ウェイ(湯唯)および助演男優ワン・リーホン(王力宏)と共に、各地で同作品のプロモーション活動を展開した。

 24日夜に台北晶華酒店で行われた「色、戒」の先行上映会には、謝志偉行政院新聞局長や国民党の正副総統候補である馬英九、蕭万長の両氏が駆けつけたほか、同業の蔡明亮監督や芸能人も多数顔を見せるなど、注目度の高さをうかがわせた。

 同作品が封切られた24日初日の興行収入は、大台北地区だけで398万台湾元と上々。7年前の同監督作品「臥虎蔵龍(グリーン・デスティニー)」の392万台湾元を上回った。また、中秋節休暇期間中の興収は大台北地区だけで818万元と過去最高を記録。台湾全土では2,500万台湾元に上る見込みで、「台湾の観衆の反応が一番気になる」という李監督にとっては、うれしい結果となったようだ。

 台湾に“李安旋風”を巻き起こした監督らは26日、東京、ニューヨークへ向けて台湾を後に。引き続き同作品のプロモーション活動を続ける。

 なお、「色、戒」は1940年代日本占領下の上海と香港を舞台にしたスパイサスペンス。主演のトニー・レオン(梁朝偉)とタン・ウェイの生々しいベッド・シーンが話題になっている。