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富士通、タッチパネル生産を台湾へ移管か?


ニュース 電子 作成日:2011年2月22日_記事番号:T00028363

富士通、タッチパネル生産を台湾へ移管か?

 22日付自由時報によると、光ディスク大手の中環(CMCマグネティクス)と富士通コンポーネントの台湾合弁タッチパネルメーカー、富晶通科技(トランスタッチ・テクノロジー、TTi)の関係者がこのほど、「富士通は今後新規受注したタッチパネルを、すべてトランスタッチで生産することを決定した」と語った。これについて富士通コンポーネントはワイズニュースの照会に対し、「そうしたことは発表しておらず、何もコメントできない」と回答した。

 自由時報によると、富士通側はトランスタッチが1月に行った取締役会に代表を派遣し、円高および労働コストの高さから日本でのタッチパネル生産拡充計画を停止し、台湾に移管すると伝えたという。事実とすれば今後、トランスタッチの業績は爆発的な成長が見込まれる。

 富士通コンポーネントから100%技術移転を受けて設立されたトランスタッチは、台湾で最も歴史の古いタッチパネルメーカーの一つ。抵抗膜方式タッチパネルの生産ライン3本を保有し、月産能力は4インチパネル換算で40万枚。現在の出資比率は、CMC52%、富士通コンポーネント18.7%、声宝(サンポ)2.45%。