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MRTノーパンツデー、企画メーカーに不買運動の洗礼


ニュース 社会 作成日:2011年2月23日_記事番号:T00028372

MRTノーパンツデー、企画メーカーに不買運動の洗礼

 今月15日、下半身に下着またはホットパンツ1枚のみを身に付けた10人ほどの若い女性たちが台北都市交通システム(MRT)板南線に乗り込み、すらりとした美脚が男性たちの視線をくぎ付けにした。ある有名スポーツ品メーカーが、ニューヨークの恒例イベント「地下鉄ノーパンツデー」を台北でも実行しようと呼び掛けたもので、話題性から絶好の宣伝手法と考えられた。

 ところが、さすが台湾は土地柄が保守的で、小学生の父母たちの間で抗議の不買運動が巻き起こった。台北市国小学生家長会聯合会と市内159小学校の家長会はさっそく、3週間の期間限定で、同メーカーに対し「製品を身に付けない、買わない、見ない」運動を始めた。林世忠・同会秘書長は、「学生がよく利用する公共の場所であり、教育に対する最悪の手本だ。企業は社会教育への責任を果たしてほしい」と注文を付けた。 

 「低俗な商業手法」と批判されたメーカーは、同イベントは現代人が繁忙さと束縛から解放され、人生を楽しむコンセプトの追求が目的だったと説明。「ノーパンツデー」は既に世界20数カ国で実施されており、あまり目くじらを立てないでほしいと釈明した。そして、今後イベントを実施する際は、慎重に検討を行うとした。

 同イベントには歓迎の声もあった一方、「女性が脱げば芸術扱いだが、男性だったらわいせつ扱いされていたはずだ」など、さまざまな批判も起きていた。乗車を黙認したMRTの運営会社も「対応が消極的だった」とやり玉に挙がったため、「現状では法的規制はできないが、乗客から苦情が出た場合は必ず対応する」と表明した。

 ノーパンツデーはニューヨークで2002年に始まり、今年1月に第10回目が行われたばかり。台北ではどうやら1回だけで終わってしまいそうな雰囲気だ。