自転車最大手の捷安特（ジャイアント）が、中国四川省成都市に建設した中国国内向け工場の今年の生産台数は、控えめに見積もっても32万台に達する見通しだ。現在第２期拡張工事の準備に取りかかっており、同部分は来年中頃の操業開始予定で、生産量倍増を目指す。また、現在流行している電動自転車は同工場の重点品目となるとみられる。
成都工場は、世界最大のチェーンメーカー台資桂盟同集団（ＫＭＣ）からチェーンの供給を受け、組み立てを全て行う一貫工場で、2004年に操業を開始した。年間生産台数は３年前の４万台から昨年は15万台にまで伸び、電動自転車も１万台から５万台に伸びた。今年は両者を合わせて32万台に達するという。
ジャイアント（成都）の廖煌輝副総経理によると、成都工場の出荷先は主に中国西部の市場で約半分は成都と重慶で販売される。ジャイアントは現在、昆山と成都に生産拠点を構えているほか、天津にも工場を建設中。来年３月に生産を開始し、中国国内および海外向けに出荷する。27日付工商時報が報じた。
