ニュース その他製造 作成日:2011年2月24日_記事番号:T00028414
太陽電池用シリコンウエハー大手、中美矽晶製品(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ、SAS)の盧明光董事長は23日、今年の大幅な需要増を見込み、昨年末に中断していた生産能力拡充計画を再開すると表明した。これにより同社の生産能力は第2四半期中に300メガワット(MW)増強されて計1.1ギガワット(GW)に、さらにウエハー切断技術の向上で1.2GWまでの引き上げが可能だと強調した。24日付工商時報が伝えた。
SASは昨年末、今年の太陽電池需要についての懸念から、増強計画をいったん停止したが、盧董事長は「ここ1〜2カ月の状況を見ると、今年の需要増大は確実」と強調。さらに、太陽電池メーカーの生産能力拡充ペースが、シリコンウエハーメーカーをはるかに上回っているため、ウエハーの供給不足が今後拡大するとの見方を示した。同社の生産ラインは既に満杯で、単価も反発を始めているため同社業績は上向くと述べた。
なお、中東や北アフリカの産油国で政情不安が広がっていることに盧董事長は、「原油価格上昇は太陽電池業界の単価上昇につながるが、動乱状態がどのくらい続くか見守る必要がある」と述べた。
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