ＥＭＳ（電子機器受託生産サービス）世界最大手、鴻海科技集団（フォックスコン）が、デスクトップパソコンの主要生産拠点とし、ゲーム機、デジタルカメラなども生産している中国湖北省武漢市・東湖新技術開発区の関係者はこのほど、同園区における鴻海グループの生産額が今年、昨年の３倍以上の500億人民元（約6,250億円）まで飛躍的な成長を遂げる可能性があると語った。24日付電子時報が報じた。
同関係者によると、鴻海は2007年に10億米ドルを投じて、同園区で生産拠点を着工、08年に生産を開始し、米ヒューレット・パッカード（ＨＰ）、デル、宏碁（エイサー）、聯想集団（レノボグループ）を顧客とするデスクトップＰＣの年産能力は6,800万台に上る。今年はゲーム機「Ｘｂｏｘ」約2,500万台規模の生産も同地で行うとされ、09年（70億人民元）、昨年（161億人民元）と順調に成長を続けている同地で、生産額のさらなる大幅拡大が見込まれる。
