ニュース 政治 作成日:2011年2月25日_記事番号:T00028440
民進党の呂秀蓮前副総統は24日、蘋果日報とのインタビューで、来年の総統選挙に向けた党内選挙に出馬する意向を示した。25日付同紙が伝えた。
呂前副総統は「台湾全土で最も国を治めた経験があるのは、副総統を8年も務めたわたしだ」などとアピールした(25日=中央社)
呂前副総統は28日午前に台北市の大安森林公園で開かれる228事件記念行事で、総統選に向けた党内選挙出馬を正式に表明する予定だ。
民進党の総統選候補をめぐっては、蔡英文主席が最有力とみられる中、呂前副総統、蘇貞昌元行政院長などの動向も注目されている。呂前副総統は「これまでの人生で選挙は6戦全勝だ」などと述べ、他の有力候補がいずれも最近の選挙で敗れていることを皮肉った。
ただ、呂前副総統は、党内選挙で自身が不利な立場にあることを理解しており、「メディアが蘇貞昌、蔡英文の両氏を候補者と位置付ければ、毎日動向が報道されることになろうが、自分のことも公平に扱ってほしい」と注文を付けた。
呂前副総統は民進党の結党当時からのメンバーで、1979年の美麗島事件で投獄され、党内では台湾独立色が強い「原理主義派」と目される。党内選挙では中台が中華民国と中華人民共和国という2つの主権国家による分治状態にあるとする「各表中華」(一つの中華論、別名96共識)などで選挙戦を戦うとみられる。
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