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台湾ブリヂストン、3月に10%以上値上げ


ニュース その他製造 作成日:2011年2月25日_記事番号:T00028446

台湾ブリヂストン、3月に10%以上値上げ

 台湾普利司通(台湾ブリヂストン)はこのほど、天然ゴムや原油などの原料価格上昇を受け、3月にタイヤ全製品を10%以上値上げすると発表した。ミシュランも24日、3月に5~10%値上げすると発表した。海外大手2社の値上げを受け、春節(旧正月)明けに値上げしたばかりの台湾タイヤ大手、正新橡膠工業と建大工業の2社も値上げを検討している。25日付工商時報が伝えた。

 台湾ブリヂストンの主管は、原料コスト上昇は既に許容範囲を超えており、値上げは台湾だけでなく全世界が対象と説明した。同社によると、天然ゴム相場はこのほど過去最高の1トン当たり6,000米ドル余りを記録。2009年の同1,450米ドルの4倍以上、昨年第1四半期平均の2倍に上った。

 業界関係者によると、中国やタイの天然ゴム産地が昨年水害に遭い、新たに植樹した樹木からの収穫が早くても5年先のため、短期的にゴム価格が下落することはない。また、今回の値上げ幅では十分コストを反映できておらず、第2四半期か下半期に再値上げが行われる可能性がある。