ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ミラーレス一眼カメラ好調、台湾メーカーに生産委託も


ニュース 家電 作成日:2011年2月25日_記事番号:T00028451

ミラーレス一眼カメラ好調、台湾メーカーに生産委託も

 レンズ交換式デジタルカメラ市場では昨年、ミラーレス一眼カメラの人気によりソニーが世界シェアで前年比5ポイント以上伸ばして15%を獲得し、キヤノン、ニコンの2大ブランドを脅かしている。業界関係者は、ミラーレス製品がこのまま販売量を増やせば、ブランドメーカーはコスト抑制のため生産の外部委託を拡大するとみられ、将来的には台湾メーカーも利益率の高い同製品の生産を受注できる可能性があるとしている。25日付電子時報が報じた。

 ミラーレス製品は当初、中堅メーカーの戦略的な製品にすぎないとの評価を受けていた。しかし、ソニーのほか、パナソニック、オリンパス、サムスン電子など参入が相次ぎ、サムスンは昨年秋、新製品発売時に「ミラーレス市場の規模は2013年にデジタル一眼レフカメラ市場を超える」と宣言。ニコンが今年4月に同製品を発売するとの観測もある。

 ミラーレスは一眼レフに比べ構造が単純なため、台湾受託メーカーでの生産に問題はないとされる。しかし市場での販売台数がブランドメーカーが自社で生産を賄える規模の現在、台湾メーカーが受注できる可能性は小さい。ただ、同製品の販売台数が大きく拡大すれば、早ければ2〜3年後には、日韓ブランドが生産を外部に委託する可能性があるとみられる。