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シンテックのタッチパネル事業拡大、投資額2倍以上に引き上げ


ニュース 電子 作成日:2011年2月25日_記事番号:T00028454

シンテックのタッチパネル事業拡大、投資額2倍以上に引き上げ

 瀚宇彩晶(ハンスター・ディスプレイ)傘下の和鑫光電(シンテック・フォトロニック)は24日、新工場設置などタッチパネル事業拡大への新規投資額について、当初予算の88億台湾元から205億元(約560億円)へと133%引き上げると発表した。なお、同業最大手のTPK(宸鴻科技集団)は23日の業績説明会で、今年の設備投資について市場予測100億元の約2倍となる203億元と表明したが、シンテックの投資額はこれを上回るものとなる。25日付工商時報などが報じた。

 なお、シンテックの15日発表を基に、同社が韓国のサムスン・モバイル・ディスプレイ(SMD)と提携し、第5.5世代の低温ポリシリコン(LTPS)パネル工場を建設するとの報道がなされ、同社がその翌日に報道を否定
したことで、株価が乱高下するという事態が発生。インサイダー取引の疑念も出て批判を浴びた。

 台湾証券交易所は21日、シンテックが17日に発表した公告に誤りがあるほか、15日発表の内容と一致しないなどとして、同社に10万元の罰金を科した。ただ、投資家の利益を損なう行為が実際にあったかどうかについて証券交易所は「現段階で同社の発表に重大な違反は認められない」としている。