ニュース 社会 作成日:2011年3月1日_記事番号:T00028462
戦後間もない1947年に起きた蒋介石政権による台湾住民弾圧事件「228事件」から64年目の2月28日、事件の史料の展示などを行う政府の「228国家紀念館」が台北市中心部にオープンした。

馬総統は事件関連の史料を厳粛な表情で見つめた(28日=中央社)
開館式典に出席した馬英九総統は、被害者遺族に謝罪するとともに、事件の真相究明と歴史教育に力を入れると表明した。補償は国民党が行うべきとの遺族の主張に対しては、「事件は政権が主導したため、賠償は政府が行うのが適切だ」と発言した。
一方、独立派団体「台湾国家聯盟」などによるデモが台北市で行われ、国民党による謝罪と賠償を求めて忠孝東路を練り歩いた。
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