ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年3月1日_記事番号:T00028473
中国鋼鉄(CSC)傘下、中鴻鋼鉄は2月25日、3月の鉄鋼製品価格を平均12.2%引き上げた。市場の予想を上回る、過去2年で最大の値上げ幅だ。2月26日付工商時報が伝えた。
値上げ後の台湾市場向け価格(1トン当たり)は、▽熱延、2万3,000〜2万4,500台湾元(約6万4,000〜6万8,000円、同2,700元引き上げ)▽冷延、2万7,000〜2万7,700元(2,200〜2,400元引き上げ)▽溶融亜鉛めっきコイル、2万5,500〜2万6,000元(3,200元引き上げ)──。また、熱延輸出価格は800〜810米ドル(100米ドル引き上げ)とした。
郭啓華・中鴻鋼鉄財務副総経理は、国際スラブ価格が1トン当たり770~880米ドルと大幅に上昇しており、値上げはこうした原料コストを反映させるためと説明した。ただ熱延では国際相場に近づいたものの、川下メーカーの状況を考慮し、上げ幅は一定範囲に抑えたと説明している。
工商時報によると、同社やCSCの値上げを受け、川下のめっき鋼および焼付鋼大手の盛餘(SYSCO)と燁輝企業(YP)、鋼管の美亜鋼管廠(メイヤー・スチール・パイプ)は3月分の台湾市場向け価格を1トン当たり1,500~2,000元、4月分の輸出向けを50米ドル程度引き上げることを検討している。
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