ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年3月1日_記事番号:T00028475
ステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)は25日、原料のニッケル国際価格の急騰を受け、3月の台湾市場および輸出向けステンレス価格の引き上げを決定した。上げ幅は、台湾向けの300系熱延・冷延で1トン当たり7,000~9,000台湾元(約1万9,000〜2万5,000円)、400系が1,000元。輸出向けは300系が同250~350米ドル、400系が同50~70米ドルで、過去2年で最大となった。同業大手の唐栄鉄工廠も同日、台湾向けで同4,000~7,000元、輸出向けでYUSCOと同程度の値上げを発表した。26日付工商時報が伝えた。
YUSCOはニッケル国際価格について、春節(旧正月)前に1トン当たり2万2,000米ドルだったのに対し、現在は2万8,000米ドル近くまで急激に上昇したと指摘。今月の平均価格は前月を大幅に上回る1万8,500~2万8,200米ドルと予測している。
ステンレス2社の値上げ幅は、川下メーカーにほぼ予測通りと受け止められている。
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