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鴻海、ライテックと提携しタッチパネル進出


ニュース 電子 作成日:2007年9月27日_記事番号:T00002850

鴻海、ライテックと提携しタッチパネル進出


 光ディスク大手、ライ徳科技(ライは金へんに来、ライテック)傘下のガラス裁断・加工の正達国際(Gテック)は26日、臨時株主総会を開き7,000万台湾元(約2億4,600万円)の第3者割当増資案を決議した。鴻海が1株当り15元の安価で出資に応じ、51%の株式を取得して主導権を握るとみられる。正達はタッチパネルに使用されるITO導電ガラスの製造プロセスを手掛けており、鴻海は今回の出資を通じて将来タッチパネル産業に進出したいもようだ。

 ただ、正達の江嘉斌副総経理は、「(鴻海が増資に応じるかどうかは)まだ決まっていない。秘密保持規約のため明かすことはできないが、第3者割当増資に関する作業は10月上旬には終える」と語った。

 ライテックも今年、ITO導電ガラス生産部門を独立させ安可光電を設立しており、正達を通じて戦略的投資を呼び込み、タッチパネル分野への進出においてリソースを確保したい考え。証券会社では、鴻海が正達に投資すれば、正達で生産されるガラスは安可に供給され、安可の生産するITO導電ガラスは鴻海グループの供給網に組み込まれることになり、ライテックと鴻海の関係もより緊密になると予測する。27日付経済日報が報じた。