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メディアテック、アナリストに楽観見通し強調【図】


ニュース 電子 作成日:2011年3月2日_記事番号:T00028513

メディアテック、アナリストに楽観見通し強調【図】

 IC設計大手、聯発科技(メディアテック)は1日、5時間半に及ぶアナリスト向けの業績説明会を開き、業績の楽観見通しを強調した。背景には業績不安による株価下落に歯止めをかける狙いがある。2日付工商時報が伝えた。

 同社は▽第3.75世代スマートフォン向けのチップ出荷開始▽年内にタブレット型パソコン市場に参入▽金庫株方式による自社株買い▽現金配当を従来の水準(配当の70~80%)に維持▽長期の粗利益率50%確保──などを根拠に挙げた。

 説明会には蔡明介董事長と新任の顧大為・財務本部総経理が出席したが、市場関係者からは、これまでになく内容が透明で、経営陣による誠意が感じられたと評価する声が聞かれた。

 ただ、市場関係者からは、タブレットPC参入などによる利益貢献は来年以降となるため、今年は収益がさほど望めないとし、携帯電話用チップ出荷量の通年目標1,000万個に変更がない場合、メディアテックの株価は上値が重い展開になると予測した。