ニュース 電子 作成日:2011年3月2日_記事番号:T00028515
力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)は1日、約400億台湾元(約1,100億円)の債務を今年6月まで半年間繰り延べることに債権金融機関が同意したと発表した。2日付経済日報が伝えた。
同社は昨年11月26日、経済部工業局に債務繰り延べ交渉の仲裁を申請。これを受け、取引先の銀行41行のうち、主要債権行の華南商業銀行をはじめ、大半の銀行がこれまでに債務繰り延べに同意した。
パワーチップの負債総額は、昨年第3四半期末で871億9,200万元となっている。同社は昨年上半期にDRAM価格が高騰した際、数百億元を返済したが、昨年下半期からDRAM価格が低迷し、第4四半期には最終損益が83億3,000万元の赤字に転落するなど、再び資金繰りに苦慮していた。今年1月の売上高も5カ月連続の減少となり、過去1年4カ月で最低の34億500万元にとどまった。
パワーチップは「今年は負債削減を主な目標としている。製造プロセスの高度化、競争力向上のほか、価格の変動が大きい標準型メモリーが売り上げに占める比率を引き下げるとともに、経営の自主性が高く、収益が安定した製品の受託生産と自社製品に主力事業をシフトしたい」と説明した。
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