ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

遠伝電信、中国での通信企業買収も視野


ニュース 電子 作成日:2011年3月3日_記事番号:T00028539

遠伝電信、中国での通信企業買収も視野

 遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)の徐旭東董事長は2日、「手持ち資金は豊富だ。将来的に中国で(通信関連の)企業買収を行ったり、第二類通信事業者を設立したりする可能性もあり得る」と述べ、中国での通信関連企業買収を視野に入れていることを示唆した。3日付工商時報が伝えた。

 遠伝電信は既に子会社を通じ、中国のIT企業、遠東新世紀信息技術(北京市)の株式55%を取得している。今後は遠東新世紀信息技術を通じ、中国で携帯電話向け付加価値サービス、デジタルコンテンツなどの事業を強化していく意向だ。

 一方、中国の移動通信キャリア、中国移動通信(チャイナ・モバイル)からの出資受け入れが法整備の遅れで先送りとなっていることについて、徐董事長は「契約を1年延長することを決めた」と述べた。

 台湾側は中国の第1類通信事業者による対台湾投資を認めておらず、遠伝電信は昨年6月に中国移動との資本提携に関する合意の1年間延長を決めていた。そして、双方の合意が今年4月に再び期限を迎えるため、2回目の延長を決めた。