ニュース 社会 作成日:2011年3月4日_記事番号:T00028547
2010年12月に直轄市へと昇格し、台北県から生まれ変わった新北市では、「県時代」の名残りがまだあちらこちらで見受けられる。バス停の名前もそのひとつで、今はもう存在しない「県政府」や「県立医院」といった名称もそのまま残っており、早急な書き換えが待たれている。
新北市交通局によると、同市内を走るバス路線のうち、バス停名の書き換えが必要なのは、491路線の標識柱(路線案内表示柱)約2万本。これには約4,000万台湾元の経費がかかる見通しで、すべてバス業者が負担することになっている。
バス停名の変更は、標識柱だけでなく、バス車体や、運行状況を知ることができる電子掲示板にまで及ぶため、書き換え完了は早くても5月末になるらしい。
また交通局が今、頭を悩ませているのは、幹線道路「県民大道」の名称をどうするかだ。単純に「市民大道」にしてしまうと、台北市の「市民大道」と混同される恐れがある上、道路名は市民の住所にも関わるため、安易には変えられない。そうしたわけでバス停名の「県民大道口」もなかなか変えられない状況になっている。この名称、台北県時代の遺産として残すしかないのだろうか?
交通局は「バス停名の変更はできるだけ少なく」を原則としている。しかし、新北市の瑞芳区にあるバス停「県市界」は、単純に「県」を「市」に入れ替えると、「市市界」という誰が見てもへんてこりんな名前になってしまう。
こうした、新名称を付けるしかないケースもあり、市民にとっては、これまで慣れ親しんできたバス停名が突然変わるという不便はある程度避けられないもようだ。
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