ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

遠東航董事長、「域内線は末期症状」


ニュース 運輸 作成日:2007年9月28日_記事番号:T00002855

遠東航董事長、「域内線は末期症状」

 
 台湾の域内航空市場が急速に縮小している。台湾高速鉄路の増便に伴い、8月の乗客数は台北~高雄線で前年比68.7%減、台北~台南線で72.6%減と、いずれも大幅に減少した。乗客が増えたのは、台湾本島と金門を結ぶ路線のみだった。28日付工商時報が報じた。

 遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)の楽大信董事長は「域内線は末期症状」と語り、離島航路以外の域内線に将来はなく、遅かれ早かれ撤退あるいは縮小せざるを得ないだろうとの見方を示した。

 最近、物価高などで台湾住民の財布のひもが固くなっていることに加え、高鉄や台湾鉄路タロコ号の開通、高速道路の整備が進んだことにより航空路線の利用者は顕著に減っており、楽董事長は、「業界全社が国際線の発展に全力を尽くす以外に生き残る道はない」と述べた。