鉄筋大手の豊興鋼鉄の２月売上高は、前年比31.44％増の22億5,250万台湾元（約62億円）となった。主力の鉄筋、形鋼などの価格がここ２年来の高値に近づいたことが貢献した。４日付経済日報が伝えた。
鉄スクラップ国際価格の上昇、および台湾の公共工事需要の高まりが梅雨の到来する５〜６月まで続くと見込めるとして、豊興は今週、鉄スクラップ買取価格と製品価格の全面的な引き上げを行った。
鉄スクラップ買取価格は１トン当たり300元（約838円）引き上げて１万3,400元に、鉄筋も１トン300元値上げして同２万1,600元に、形鋼は同500元（約1,397円）の値上げを行って同２万3,100元とした。
今後も鉄スクラップ国際価格の動向に合わせて価格調整を行うとしている。
