ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

外貨預金残高2.6%増、サブプラ影響で資金退避


ニュース 金融 作成日:2007年9月28日_記事番号:T00002859

外貨預金残高2.6%増、サブプラ影響で資金退避

 
 中央銀行が27日発表した8月の金融概況によると、外貨預金残高が前月比2.6%、442億台湾元(約1,553億円)増加した一方、台湾人投資家による台湾株への投資動向を測る証券口座残高は、前月比1,132億元の大幅減となった。米国サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題の影響が全世界に及ぶ中、リスク回避のため資金を株式市場から外貨口座に移したためとみられる。8月末は台湾元安となったことから、外貨預金残高は1兆9,993億元に膨れ上がった。

 米国内のリスクが高まったことから、台湾市場を含むアジアの新興市場は外資による「資金引出機」状態となった。このため、市場全体の資金供給総量を示すM2の対前年比増加率は、過去4年間で最低の4.25%を記録した。28日付経済日報が報じた。